レバーを引くだけでパッとホルダー内に収納されているカードが飛び出て来るアルミ合金製ウォレット「Fantom」が届きましたので、その使用感をお伝えしたいと思います。
この「Fantom」は今年の3月にクラウドファウンディングKickstarterで出資者を募集していたカードケースで、ギミックとしてレバーを起こす(倒す)だけで中のカード1枚1枚が識別できる様に扇子を開いた様な少しずつズレた状態で飛び出て来るカードケースで、カードを取り出す時に目的のカードをすぐに見つけて取り出せると言う所に魅力を感じて今回は投資しました。
ではまず、クッション封筒から取り出すと出て来たのはかなり頑丈なハードケース。日本で言う所の普通郵便で送って来たにも関わらず箱の潰れは一切見られず、触った感じもかなり頑丈で、蓋もマグネットでパチッと止まるなど、かなり箱にお金がかかっている感じです。
中にはカードケース「Fantom」の他に説明書が入っており、かなり分厚い硬質スポンジの中に「Fantom」は収まっています。
さて私の購入したのはカードが10枚入って、コインケースがついたものです。バリエーションとしてはカード7枚と13枚タイプが他にあり、外装パネルも私はREDを選びましたが、この他にブラック、シルバー、ブルーそして少し高くなりますがカーボンファイバーがラインナップにあり、その他のオプションとしてお札を挟んでおくためのマネークリップも用意されています。
ではまず計量してみるとおよそ51gと持った感じでかなり軽いので持ち歩いていてケースの重みでポケットが重いと感じる様な事はありません。
ではまず、カードを入れてみる前に、どの様にしてカードが扇状に出て来るのか気になったので、トルクスネジを外してばらしてみました^^;
カードケース側の外装パネルを外すと出て来たのはレーバーと一体化された階段状のパーツ!!
そう、この階段状になったパーツがそのカードを扇状にズラして押し出すヒミツだったのです!!
でもこれよく考えられていますよね、もうちょっと複雑なギミックなのかな?と期待していたのですが、たったこれだけでズレて出て来るのですからちょっと脱帽です。
ではカードはどの様に収まっているのかと言いますと、こんな感じです。レバーと反対側のR状になった部分にかなり硬い硬質スポンジが両面テープで貼り付けられていて、この硬質スポンジでカードがケースの中で常に押しつけられている感じなので、どんなに振動を与えても落ちる気配すらありませんので、知らない間にカードがスルッと抜けて落ちていると言う事はあり得ません。
ですがこの硬質スポンジが硬い!!!硬いのでカードの枚数が少ないと「Fantom」の中でカードがアーチ状に曲がった状態になったままになり、そのままクセがつくとカードが曲がったままの状態になりカードリーダーに通した時に磁気ヘッドが正しくカード情報を読み取れなくなる可能性があるので、必要なくてもカードが曲がらない様に最初はカードを重ねて入れておく事をオススメします。ただ硬質スポンジにクセがついて凹んでくればそれもマシになるかと思いますので、そうなったらカードを減らしても大丈夫そうですが、最初はたくさんパンパンに入れておく方が良いでしょう。
※とりあえず硬いので、最初カードを入れた時は日本のカードサイズは他国より大きいのか?と思った程で、かなりグイグイ押して入れないと入らないので、挟むカードをまとめて入れるのがいいかと思います。
レバーを引き起こしてカードを出した状態。これくらい隙間が出ると、カードの種類もよくわかって取り出し易いですよね。
またこのカードを引き出すレバーが小銭入れの蓋を兼用しているので、小銭を出す時は必ずカードが出て来ます。
そして次はコインケースの方を分解してみました。コインケースの方はコインが飛び出ないようにコート紙の様なちょっとぶ厚い紙が中に入っており、この紙がストッパーになってコインがケースの中で踊ってジャラジャラと言わない様になっているみたいです。ただ最初はやはりこの紙も新品なので、小銭を入れるのに結構押し込まないと入らなく、また取り出すのも振って振ってしないと出て来ないので、カードを押さえている硬質のスポンジ同様に使い込んで圧縮されるまではちょっと取り出す辛そうです。
ではどれくらいのコインが入るのか試してみたのですが、500円玉だけだと4枚が限界。
10円玉ですと6枚が限界とそう容量は多くなく、また2枚重ねては入らない様になっていますので、小銭はそんなに収納能力は高くありません。
あとお札をコインケースに入れてみようとしましたが、1000円札を4つ折りでは入らず、6つ折りにすると厚みがありすぎて入らないのでお札をコインケースに入れるのは無理ですので、お札を一緒に持ち歩く場合はマネークリップを追加した方がいいでしょう。
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